IC-502

IC-502

取り扱い説明書 

IC-502 井上電機製作所 トランシ-バ- 50MHz SSB/CW 3W 44,800

 

アイコムがまだ井上電機製作所だった1975年に発売した50MHzのSSB/CWハンディ機です。

シリーズとして144MHzのIC-202が同年に430MHzのIC-302が1978年に発売されました。

 

ホイップアンテナをそのまま伸ばして運用することが可能です。

現在のハンディ機等から比べたらとてつもなくサイズは大きく、単二電池9本を内蔵します。

周波数構成は13.997MHzでSSBを作り出し、36MHzのVFOとミックスして50MHzの信号に変換しています。

 

送受信周波数範囲は50.000-51.000MHzと、1MHzの幅があります。

AMが出せるのならまだしも、CW/SSBなので周波数の可変範囲はもう少し狭くて良かったように思います。

 

VFOツマミは2段の減速機能があり、減速比6:1で回転させた後に逆方向に回すと3/4回転だけ減速比36:1で回転します。

 

SSB(USB)の他にCWも出せますが、パネルのCW-TのスイッチをONしてキーイングします。ただし、サイドトーンは出ません。

CWは、SSBの発振13.997MHzにコンデンサを追加し、周波数を約800Hzシフトしています。