FRG-7

FRG-7

先日買取したうちのFRG-7

0.5MHzから30MHzをカバーし、デザイン・ボディカラーは101シリーズによく似ております。
 周波数は0.5-1.6MHz、1.6-4MHz、4-11MHz、11-30MHzの4区分で同調回路を分けます。
 フロントパネルの中央にあるノブ付きツマミのVFOで周波数を変えますが、変化幅は1MHzです。MHz台の周波数変更は左上のMHzツマミで切り替えます。
 AFゲインツマミはありますが、RFゲインのツマミはなくアッテネータで対応しています。
 また、隣接周波数からの混信による影響を避けるため、TONEスイッチで低周波出力の帯域を変え改善を図っています。

 入手したリグは前期モデルで、後期モデルはメインダイヤル右に周波数微調整のFINEツマミが追加され、PHONEジャックが大きなものに変更されたようです。
 このリグの特徴は、第一中間周波数が54.5-55.5MHzのアップコンバージョンのトリプルスーパーであることです。
 下図のように入力信号に第一局発55.5-84.5MHzを第一ミキサで混合して54.5-55.5MHzの信号を得ます。
 一方、第一局発と1MHzの整数倍信号をミックス(PREMIX)し、得られた周波数成分から52.5MHz付近のみを増幅します。これを第二ミキサーに加えることで、第二中間周波数2-3MHzの信号を得ています。
 さらに、2.455-3.455MHzのVFO出力をミックスして455KHzの信号が得られます。
 入力信号をfi、第一局発をfosc1として考えると、第二ミキサ後の周波数はfosc1と無関係になり、第一局発のドリフトに無関係なところがミソです。プリミックス後のバンドパスフィルタは帯域150-200KHzで調整する旨、取説に記載されていますが、fosc1はこの帯域内の変動であれば受信に影響しないことになります。
 
FRG-7 内部

なかはガラガラです。RFユニット、IF.AFユニット、VC、ドラムとドラム下のVFO、電池ボックス等が収まっております。

電池ボックスを取り払えばQRPのトランシーバーに改造できそうです。

ユーザーのほとんどがBCL,SWLなので、その必要はないですかね。

それにしても大きく空いた空間、もったいないので、何か入れたくなります。

 

MHzツマミ、PRESELECTツマミ共メインダイアル同様回転ドラムです。

中波とアンテナの関係で7MHzを聴いてみましたがまずまずの状態です。

今のところ使う予定はないのですが、暇が出来たらRF部あたりの調整をやってみます。

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