SSR-1

SSR-1

SSR-1はBCL全盛時代にドレークブランドで発売になった通信型受信機で、定価が69,500円と同時代のヤエスのFRG-7と比べて少し高めの設定でした。

同時期には家電メーカーのナショナルのクーガやソニーのスカイセンサーに代表される受信機の他にも日立やシャープ製の受信機もありました。

 

SSR-1は本当にドレーク製なのか、話題になりましたが実のところはドレークの国内代理店が作らせた国産品のようです。

 

通信型受信機と呼ぶのは少しためらわれるようなデザインです。

もっとも本家のR-4C等にしてもコリンズのような重厚感はありませんが。

 

SSR-1はワドレーループ方式を採用したトリプルスーパーヘテロダイン受信機で、ヤエスのFRG-7も同じ方式です。

 

トリプルスーパーヘテロダインの構成は、第1局発ははLC発振器で、第2局発はは水晶発振の1MHzハーモニクスオッシレータと第1局発をミックスする。

第1局発の周波数がドリフトすると、それを第2局発がキャンセルすることで、受信周波数のドリフトを抑える仕組みになっています。